私の在学した武蔵野美術大学は作家養成を目的とした大学でした。卒業生の活躍が大学を決める。そういっていました。あまりに存在感と空間意識のみを重視したカリキュラムで、描きたいことが何か捜すことは出来ません。中途退学した方が伸びるとも言われいました。
やめて、地方のA大学からベルリンに留学、海外で認められた独特の人物画のTさんは、同じ時期に同じ学内にいらした。
私が卒業後、日本の画壇に魅力を感じなくなった。父は上野に出したらと言っていた。私は貸し画廊で個展をしても売れない。公募展も出したい団体がない。今のように世界と繋がれない。
絵を売ることに何をすべきは全く考えていなかったです。
日本の上野の美術館は老舗ですが、展示のみで販売は出来ません。海外と大きく違うことを、この5年間で知りました。